1941年ダッフルバッグが採用されるまでの間、米陸軍兵士が身の回りの衣類を詰め込み持ち運んだデニム生地製『Barrack Bag』。1937年採用時の2本のDrawcordの引き出し口が縫製で仕上げられた初期モデル。兵士は通常2個のバッグを支給され、移動時は前後振り分けに肩に担ぎ持ち運んだ。支給された兵士の名前がステンシルされた『McConville(マッコンヴィル) Model』M.O.C.復刻版完成! !　
注) Barrack(バアラック)：兵舎を意味する。

制式名称：Bag, Barrack
採用年次：1937年1月4日
契約年次：1937年5月4日
Stock No.：74-B-50
サイズ(実測値)：44cm x 63cm(W x H)
容量：約90L
1) Lay Flat (Stenciled)
兵士の氏名(JOHN F. McCONVILL)、シリアルナンバー(31105033)が白でステンシルされ、下部に『A』の文字が書き込まれる。
2) Closed
本来の容量の3分の1ほど詰め込みドローコードを絞った姿。括り合わせた2本のドローコードを首から脇下に掛け持ち運ぶか、2個のバッグを繋ぎ合わせ前後振り分けに担ぎ運ぶのがミリタリー流。
3) Aperture(開口部)
1937年1月4日採用された当初2本のDrawcordの引き出し口は縫製で仕上げられた。
4) Cotton Drawcord(8mm)
上部を絞り閉じるための綿太組み紐(8mm径)
5) Inside
ラベル位置と縫製仕様が示された内側。上部のドローコード収納部以外の全ての縫い合わせは1/4インチ(約6.5mm)幅のチェーンステッチで縫製される。
6) Contract Label
採用年月日1937年1月4日及び契約年月日1937年5月4日が確認できる契約ラベル。
7) Chain Stitch
1/4インチ(約6.5mm)、チェーンステッチ。
8) 10.5oz Military Denim
インディゴ染料でロープ染色されたタテ糸が表に顕れ、トップダイと呼ばれる独特の風合いを持つリング紡糸(ヨコ糸)が裏面に顕れる10.5オンス・ミリタリーデニム。