1973年、米海軍により開発採用され、75年より空軍においても支給が開始された、新型難燃性インターミディエト・フライトジャケット『J-CWFS/コールドウエザー・フライヤーズシステム・ジャケット』は採用時から76年までの3年間、タイプ名は与えられず、ラベル上には『Jacket, Flyers', Cold Weather』とのみ記載された。主な特徴としては、一般に初期型と呼ばれるアクションプリーツが『G-1』同様、背面肩口に設けられた以外に、インディアンオレンジ色レスキュースカーフ内装パウチがライニング左下部にヴェルクロテープで取り付けられたことが上げられる。
タイプ名、CWU-45/Pが与えられた『A Model, 77年コントラクト』からレスキュースカーフ内装パウチは付かず、アクションプリーツは引き続き設けられる。
80-82年迄納入された『B Model 』の中で『80年納入品』のみ、引き続きアクションプリーツが設けられた。このモデルから『Wind Shield (前立て)』の上部は斜めにカットされた形状に改修された。この前立ての改修はMA-1の初期にも同様の変更が行われた。
81年コントラクト『B Model 』よりアクションプリーツが付かない形式に改修された。改修理由はコクピット内での引っ掛かり防止と云われる。
一般には『C Model』よりアクションプリーツが付かない形式に改修されたとされるが、実際には81年コントラクト『B Model 』より改修され、以降『C Model』を含む全てのモデルでアクションプリーツは付かない。
『D Model』での主な改修は『Wind Shield (前立て)』のステッチが縦5本からジグザグに簡略化された事。
『D Model』から『E Model』への改定がいつ成されたのか資料不足に付き推定となるが改定に際しての大きな仕様変更は無いようだ。『E Model』において最も新しいコントラクトは2003年のものが確認済みだが、以降の改定は不明。以前MASHにおいて販売した1995年コントラクト『E Model』を参考までに紹介しておきます。かなり以前の紹介に付き画像サイズが小さいことはご容赦あれ。