ARMY AIR FORCES DECAL 詳細ご案内

復刻AAFデカール
現代において希少ともいえる─40年代と同仕様のデカールを製作可能なメーカーの全面的な協力を得、完成したこのデカールの色調、描画線の正確な再現、プリント方式等、全てのディテールはMASHの自信作であり、裏面には実物からフルコピーされた“Directions(使用法)”がプリントされています。但し、実際の使用に際しては、全てのデカールに添付させて頂く“貼り付けマニュアル”に則しての貼り付けをお願いいたします。

オリジナルデカール/4色
上の2枚組みデカールは1944年、Meyercord社(イリノイ州、シカゴ)よりUS AAFに製造納入された実物“AAF Decal 革用-水転写式/Full Color, 3 x 3インチ”であり、今回のMASH復刻に際しての元見本とされたものであります。その裏面には簡単な貼り付け手順が印刷され、その内容を訳し紹介すると、革への貼り付け方法と題し1)デカールを水に漬ける。2)デカールの貼り付け位置に専用接着剤“Meyercord 1036-R”を薄く均一に塗る。3)デカールの表面を上に向け貼り付け位置にスライドさせ置き、ゴムのスクイージー(窓ガラスや床などの水気・汚れを拭い取る時に使用するワイパー状の道具)で余分な水・空気を押し出すように軽くしごき押さえる。4)湿った布かスポンジではみ出た余分の接着剤を拭き取る。5)少なくとも15分間はデカール及び貼り付けた服に触れないように。と、これが裏面に記載された案内の全てであります。手順としてはかなり簡単に見えますが、但し、この手順どおりに貼り付けた結果においては、付くには付いても、強度的には大いに問題あり、実際には当時の各メーカーのデカール貼り付け現場においては工夫され作業が行われていたことは想像に難くありません。
注)The Meyercord Company:USA、イリノイ州、シカゴにかって在し、大戦時より1960年代に至るまで“革用-水転写式”及び“布用-熱転写式 ”のデカールを一手に製造し米軍に納入したメーカー。1993年10月まではUSAにおける存在を確認しているが(当時、MASHが当メーカーにDecalの製造を依頼し、不調に終わった。)現在は、同じ社名、同じ場所では存続していないようです。
 
 
オリジナルデカール/1色
上の大小2種の2枚組みデカールは1943年、Meyercord社(イリノイ州、シカゴ)よりUS AAFに製造納入された実物“AAF Decal 革用-水転写式/Outline Form, Black, 3 x 3インチ”と“同、2 x 2インチ”であり、裏面には各々上で紹介の実物“Full Color(4色)Decal”と全く同じ内容のDirections(使用法)が記載されています。1943年採用され大戦を通じ使用された“革用-水転写式 Decal”には、3 x 3インチの“Full Color版”以外に、AAFロゴの輪郭線が1色で描画された“Outline Form版”があり、“Outline Form版”には白と黒の2タイプが使用され、各々1 x 1インチ、2 x 2インチ、3 x 3インチの3種のサイズ・ヴァリエーションが存在し、目的に応じ使い分けられていたようです。




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