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 ジッパー各部の名称

A) ジッパーの長さ
左右どちらか高い方の上止め上端からRetainer Boxの最下端までの長さを計測。上部のテープ余り部 (約1インチ/2.5cm)は必要であるがジッパーの長さには含まない。
注)特殊な上止めを使用するCrown Zipperの場合はZip Teeth(務歯)の上端からRetainer Boxの最下端までを計測。


1) Top Stop(上止め)
スライダーをジッパー上端で止めるためのパーツ。
 
2) Slider(スライダー)
左右のZip Teethを噛み合わせ閉じ/開くためのパーツ。ロックの全く効かないノンロックタイプ、引き手についた突起をTeethの隙間に嵌め込む事でスライダーをロックするピンロックタイプ、引き手にスプリングを組み込む事でピンロックをより確実にするスプリングロックタイプ、スライダー上部の微妙なカーブである程度のロック機能を持たすセミロックタイプ、ストッパーとスプリングを内蔵したオートロックタイプ等があり、Zip Teethと共にジッパーメーカーがその開発設計に最もエネルギーを注ぐ重要パーツ。
 
3) Puller(引き手)
スライダーを上げ下げする際の引き手金具。スライダーの一部ともいえるが使用感に直結し、デザイン的にも各メーカーの特徴が現れるパーツ。
 
4) Zip Teeth(務歯/むし)
ジッパーテープに縫い付けられたコードに等間隔に植え付けられた金属片(現在はプラスティックが主流)。このZip Teethの形状設計、コードへの取り付け方式の開発がすなわちジッパー開発の歴史その物です。
 
5) Zip Tape(ジッパーテープ)
Zip Teethを植え付け固定するためのコード(細組み紐)が端に縫いつけられたテープ。60年代までは主として綿の綾織りテープが用いられた(現在はポリエステル・テープが主流)。
 
6) Insertion Pin(蝶棒)
6)のInsertion Pinと7)のRetainer Boxが組み合わさり左右のジッパーが連結される。差し棒、ピンなどとも呼ばれる。
 
7) Retainer Box(箱)
ジャケットのフロント部等に用いるオープンジッパーの最下部にあって、左右のジッパーを連結するためのパーツ。デザイン、製作方式、テープへの取り付け方は多様であるが、その連結方式は各メーカーほぼ共通。


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